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PMK Column

2016.04.20

妊娠・出産でクーパー靭帯に加わる影響とは?

妊娠・出産でクーパー靭帯に加わる影響とは?

妊娠・出産でバストを支えるクーパー靭帯に負担がかかります

女性の体は妊娠・出産で大きな変化が現れます。
妊娠すると、女性ホルモンの働きでバストはどんどん大きくなっていきます。
そして、出産して授乳が終わるまで乳腺は発達した状態でありつづけるため、バストを支えるクーパー靭帯に負担がかかってしまいます。
そして、授乳が終了するとそのままの状態でバストがしぼんでしまい、バストが垂れて形が崩れてしまうのです。

妊娠・出産時に気を付けたいバストのこと

女性ホルモンの働きで、妊娠から出産、授乳までの間にバストは大きく変化します。
それによってクーパー靭帯に負担がかかり、損傷してしまうことが多いのです。
バストの形を支えるのに重要な役割を果たすクーパー靭帯について、気を付けたいことを挙げていきます。

クーパー靭帯ってどんなもの?

クーパー靭帯とは、バストの中の乳腺や脂肪組織を支えている繊維の束です。
これによってバストは支えられ、張りと弾力がある状態を保つことができているのです。
しかし、重力などの負担によって伸びたり切れたりしやすい組織でもあります。
そのため、胸が大きい人や妊娠・出産によってバストが大きくなった状態では、重力に逆らえずクーパー靭帯は伸びたり切れたりといった損傷を負いやすくなるのです。
そして、一度そうした損傷を負ったクーパー靭帯は元の状態には戻らず、そのままです。
そうなるとバストを支えることができなくなってしまい、バストが垂れてしまうわけです。

妊娠・出産時はバストを守ること

妊娠・出産を迎えると、赤ちゃんに母乳を与えるために乳腺が発達するため、バストのふくらみは必ず起こることです。
そのため、クーパー靭帯に対する負担も避けることができないのです。
ここで気を付けたいことは、妊娠・出産の時期にバストになるべく負担をかけないように守ることです。
この時期にクーパー靭帯がなるべく伸びたり切れたりしないようにしておくことで、出産から授乳が終了した後もバストの形が崩れにくくなります。

妊娠・出産時のバストを守るブラ選び

妊娠・出産から授乳に至るまで、女性のバストはクーパー靭帯に負担がかからないように守ることが大切です。
そのためには、この時期につけるブラジャーの選び方に気を付けたいところです。

締め付け過ぎないものを選ぶ

バストが垂れてクーパー靭帯が損傷しないようにするためには、バストをしっかりサポートすることです。
大きくなったバストをしっかり支えられるブラジャーを選ぶことが求められますが、バストが動かないようにしたいあまりに、ギュッと締め付けるタイプのものを選んでしまいがちです。
しかし、これは注意しなければ、乳腺を圧迫して母乳が出なくなってしまう恐れがあります。
締め付けすぎずに適度なサポート力があるものを選ぶのがポイントです。

バストサイズの変化に柔軟に対応できるものを選ぶ

妊娠・出産から授乳期までに対応しているマタニティブラは、この時期に代わりやすいブラジャーのサイズに柔軟に対応できるようになっているものが多くあります。
妊娠中にはどんどんバストサイズは大きくなっていきますし、出産してから授乳をするときには母乳でバストが張ったりしぼんだりといった変化を続けるのです。
こうした変化に対応できるマタニティブラなら、ブラジャーの買い替えもいらず安心です。
また、マタニティブラなら授乳するときに便利な仕組みになっていることが多いですから、こうした機能を備えたものを選ぶのもよいでしょう。

出産後のバストケアも合わせて行おう

出産から授乳後にバストが垂れてしまわないようにするためには、妊娠中からバストケアを行っておくのがおすすめです。
クリームを使ってケアをしたり、筋トレなどのエクササイズを行ったりすることで授乳後のバストは守られます。

バストケアを行うクリームで潤いを保つ

よく市販されているバストケアのためのクリームは、妊娠から出産、授乳までのバストに張りと潤いを与え、その後のバストの変化にもある程度耐えられるようにすることができます。
バストに潤いを与えることで、張りのある状態をキープします。
その状態なら、授乳後にバストがしぼんだ後もバストが垂れにくくなるというわけです。
そのため、バストがしぼむ前のケアはかなり重要な位置を占めるのです。

バスト周りの筋肉を鍛える

もし出産から授乳後にクーパー靭帯が伸びてしまってバストが垂れてしまった場合でも、バスト周りの筋肉を鍛えることである程度改善できます。
バストの奥にある大胸筋と、バストを釣り上げている小胸筋の筋トレを行えば、バストの張りを取り戻せるのです。
筋肉を鍛える運動を無理せずじっくり行って、少しずつバストアップを図りましょう。
また、出産後に太ってしまった方はダイエットに精を出し、たくさん運動をすることもあるでしょうが、その際にはバストが激しく揺れてクーパー靭帯が伸びてしまうような運動は避けるのが無難です。

(まとめ)妊娠・出産でクーパー靭帯に加わる影響とは?

1.妊娠・出産でバストを支えるクーパー靭帯に負担がかかります

女性のバストは妊娠・出産を機に大きくなっていきます。
そして授乳が終わるまで乳腺が発達し、バストを支えるクーパー靭帯に負担がかかってしまいます。
授乳が終わるとそのままバストはしぼみ、垂れて形が崩れてしまうのです。

2.妊娠・出産時に気を付けたいバストのこと

クーパー靭帯とは、バストの中の乳腺や脂肪組織を支えている繊維の束です。
これは重力などの負担によって伸びたり切れたりしやすい組織です。
妊娠・出産時には、なるべくクーパー靭帯に負担をかけないように守ることが大切です。

3.妊娠・出産時のバストを守るブラ選び

妊娠・出産から授乳までクーパー靭帯に負担をかけないように守ることが大切です。
そのために、正しいブラジャーの選び方にも気を付けたいところです。
締め付けず、サイズ変化にも対応できるものを選びましょう。

4.出産後のバストケアも合わせて行おう

出産から授乳後にバストが垂れないようにするためには、妊娠中からのケアが大切です。
バストケアクリームで潤いを補給したり、出産後にはバスト周りの筋肉を鍛える筋トレを行ったりするのが効果的です。